若年層の男性の勃起不全(ED)が増えているなか、治療の選択肢も増えてきた。厚⽣労働省
は医師の処⽅箋がなくてもED治療薬を購⼊できる仕組みを決めたほか、外科⼿術など治療も
登場した。専⾨家は「早めに医師に相談し対処することが⼤切だ」と呼びかける。
「『排卵⽇だから射精して』と⾔われるとプレッシャーを感じる」「⾃慰⾏為はできるの
に、性交するときはうまくいかない」――。⽇本性機能学会理事⻑で昭和医科⼤学の佐々⽊
春明教授(泌尿器科)はEDに関する相談が相次いでいると話す。佐々⽊教授は「最近はイン
ターネットで病院を調べた遠⽅の⼈が増えている。若い男性も多い」と話す。
男性の不妊症の原因の⼀つでもあるEDの増加は深刻だ。⽇本性機能学会が2023年に実施し
たEDに関する全国調査では1400万⼈の男性がEDと推定されることが分かった。1998年の前
回調査時からおよそ270万⼈増加しており、うち20代のEDが多い傾向も明らかになった。
日本経済新聞電子版より

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