男性更年期とは?男性更年期について理解している人はわずか20%という結果に!
男性更年期障害とは、主にテストステロン(男性ホルモン)の減少が引き起こす様々な健康問題です。一般に、女性は50歳前後から女性ホルモンの急激な減少により更年期障害を経験することがよく知られていますが、同様に、男性も年齢とともにテストステロン(男性ホルモン)の低下により、更年期に似た症状が出現します。テストステロン(男性ホルモン)は20代をピークに減少していきますので、30代から男性更年期の症状を訴える方もいます。症状としては、不安やモチベーションの低下、記憶力の低下、性欲の減退、筋力や骨密度の低下などが挙げられます。これはLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)とも呼ばれています。
Dこの男性更年期について理解しているか調査したところ、「理解している」と回答した人はわずか20%でした。女性の更年期については認知があるものの、男性の更年期についてはまだまだ理解している人が少ないという結果となりました。
セルフチェックの結果、男性更年期の疑いがある人は70%
男性更年期治療に関して国際的に使われている自己診断チェックシートを用いて調査したところ、男性更年期の疑いがある人が70%いることがわかり、症状レベルとしては重症の人が20%、中等度の人が22%、軽度の人が30%という結果となりました。また症状としては、性的領域(37%)に関して身体の不調を感じている人が多いこともわかり、次に心理的領域(32%)、身体的領域(31%)と続きました。
約半数の人が自分自身の男性更年期症状について自覚なし
男性更年期の疑いがあった人に対して、「現在ご自身は男性更年期であると思いますか?」と質問したところ、約半数の人が、「自分自身は男性更年期であると思わない」と回答しました。しかし、「現在身体の不調を感じていますか?」という質問に対しては、70%の人が身体の不調を感じていることがわかりました。身体の不調を感じているものの、まさかこの身体の不調が更年期であると自覚している人は少ないようです。
・Dクリニック東京「男性300名に対して更年期のセルフチェック・アンケート調査」より(2024年11月実施 WEB調査・全国50~60代男性300名)
・厚生労働省調査:「更年期症状・障害に関する意識調査」(2022年7月26日)
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