この度、臨床研究等提出・公開システム(jRCT:Japan Registry of Clinical Trials)に、「密封小線源永久挿入療法後の勃起不全に対する陰圧式勃起補助器具を用いた陰茎リハビリテーションの有用性の検討」(VIGOR Study)が公開されました。
これは、奈良県立医科大学附属病院泌尿器科大西健太医師主導で行われる特定臨床研究です。対象は20-75歳男性で、密封小線源療法単独療法後尿道カテーテル抜去した時点から陰圧式勃起補助器具を2日に1回15分間6ヶ月間使用し効果を評価します。
今まで海外において前立腺がんに対する前立腺切除手術後の陰圧式勃起補助具(VED:Vacuum Erection Device)のリハビリテーション効果を研究した試験は沢山ありますが、密封小線源永久挿入療法後のVEDによるリハビリテーション効果を検討した研究は今までありませんでした。
この「密封小線源永久挿入療法後の勃起不全に対する陰圧式勃起補助器具を用いた陰茎リハビリテーションの有用性の検討」(VIGOR Study)は、11月からスタート、2026年に終了し、結果が公表される予定です。
今回の研究により、多くの前立腺がん治療後のリハビリテーションとしてビガー2020がお役に立て頂けると考えております。
がん情報サービス(国立研究開発法人国立がん研究センター)によると2019年に前立腺がんと診断された数は94,748人と報告されており、男性が罹患するがんではトップです。治療法は主に監視療法、手術、放射線治療、薬物療法が患者様の状態や年齢、希望などを考慮し選択されます。
密封小線源永久挿入療法
小線源治療(シード線源による前立腺永久挿入密封小線源治療)は内照射による放射線治療方法で、放射線の線源を永久的に前立腺内に留置することで根治を目指す治療です。入院期間が短く、副作用も少ないと言われている治療方法ですが、排尿障害や性機能障害などが起こると言われています。
*詳細はこちらをご覧ください。https://urol.naramed-u.ac.jp/patient/senmon/brachytherapymain.html
なぜビガー2020なのか?
ビガー2020 はポンプ操作だけで簡単に勃起できる医療機器です。強制的に勃起させることにより、普段血流が不十分な陰茎に血流を引き込みます。これにより陰茎の組織に酸素や栄養が行き渡り、循環不全により起こる様々な不具合に影響を与えます。ビガー2020は、EDの根本治療を目的に開発された医療機器です。
【出典】大阪梅田紳士クリニックHP